インフルエンザ予防|流行前の基礎知識

今年もインフルエンザ流行の季節がやってきました。

全国でインフルエンザ流行注意報のニュースが毎日流れています。

インフルエンザは、例年11月頃から翌年3月頃にかけて流行します。以下のポイントを心がけることで、感染を大きく減らすことができます。

対策をおさらいしましょう。

①ワクチン接種

  • 毎年の接種が基本:インフルエンザウイルスは毎年変異するため、最新株に合わせたワクチンを接種することが大切です。
  • 効果発現まで約2週間程度かかるため、流行前(10~11月)に受けておくと安心です。

②手洗い・うがい

  • 外出後、食事前、咳やくしゃみをした後などは、石けんと流水で30秒程度しっかり手洗いをしましょう。
  • アルコール消毒も有効ですが、手洗いを基本にしましょう。
  • うがいも喉の粘膜を清潔に保つ助けになります(緑茶うがいも殺菌効果があるといわれています)。

③マスク・咳エチケット

  • 咳やくしゃみの飛沫は約2メートル飛ぶといわれます。
  • 外出時や人が多い場所では不織布マスクを着用するようにしましょう。
  • 咳やくしゃみの際は、ティッシュや肘の内側で口を覆うようにしましょう。

④ 室内環境の管理

  • インフルエンザウイルスは乾燥に強く湿度に弱いため、湿度は50〜60%に保つのが理想です。
  • 定期的に換気を行い、空気を入れ替えましょう。
  • 空気清浄機や加湿器を使うのも効果的です。

⑤生活習慣の見直し

  • 十分な睡眠・バランスの取れた食事・適度な運動が免疫力を支えます。
  • 栄養面では、ビタミンC・ビタミンD・たんぱく質を意識的に摂るとよいでしょう。
  • ストレスをためないことも免疫維持に大切です(森林浴やフィトンチッドの香りもリラックス効果があります)。

⑥人込みを避ける

  • 流行期には、なるべく混雑した場所や閉鎖的な空間を避けるましょう。
  • 外出後は顔・手を洗う、衣服を払うなど、体に付着したウイルスを落としましょう。
  • 帰宅時には除菌効果のあるスプレーを衣服に付着したウィルスにスプレーする等も効果的です。

⑦体調管理

  • 「熱っぽい」「喉が痛い」「だるい」などの初期症状を感じたら、無理せず早めに休養を。
  • 早期に医療機関を受診することで、重症化を防げます。

ワンポイント


加湿器にユーカリやヒノキなどの天然アロマ(フィトンチッド系)を少量使うと、空気の潤いを保ちながらリラックス効果も期待できます。

これからインフルエンザの本格的な流行シーズンに入ります。是非とも対策を充分に行い健康管理にご注意ください。

※過去投稿  インフルエンザ|実は恐ろしいインフルエンザウィルスの話