コロナウィルスとは?|ウィルスの脅威から身を守るための知識

新型コロナウィルス

筆者がこの記事を書いている2020年1月31日現在、ニュースで盛んに取り上げられているのは、新型コロナウィルスによる肺炎に関する報道です。

中国の湖北省武漢市で2019年12月以降に病原体不明の肺炎患者が急増し、後に新型コロナウィルスが原因とされました。

 

主に中国で感染が拡大していますが、世界十数か国で感染者が確認されており、日本でも政府が「指定感染症」に指定しました。また、WHO(世界保健機関)は緊急事態宣言を発令しました。これはコンゴで発生した「エボラ出血熱」以来です。

現在(2020.1.31現在)日本国内では14人の感染者が報告されており、ヒト-ヒト感染するものと認定されています。

各地の薬局でマスクが売り切れるなど人々の関心を多く集めているこの「新型コロナウィルス」。 そもそも、コロナウィルスとはどんなものなのか調べてみました。

 

コロナウィルスとは?

「RNAウィルスの一種であり、エンベロープ(ウィルス表面に見られる膜状構造)表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つ事からこの名がついた。

風邪の原因の10~20%はヒトコロナウィルスによるものだと言われている。

ウィルス性疾患であるため、抗生物質は無効である。」

風邪の原因ウィルスと聞くと大騒ぎするほどでもないような気がしますが、それは既に多くの人が免疫力を獲得している「ヒトコロナウィルス」が原因の場合であって、新型コロナウィルスになるとそうはいきません。 ほとんどの人が免疫力を獲得していないので感染すると重症化率や致死率がグッと上がるのです。

ウィルスの突然変異

コロナウィルスは、ヒトや動物の間で感染症を引き起こすウィルスですが元々「動物から人」つまり「ある動物から別の種の動物」に感染することはほとんどありません。

しかし例外的に突然変異し、動物から人に感染するケースが稀にあります。

過去に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)がそれにあたります。これらは流行当時、どちらも新型コロナウィルスであったため致死率の非常に高い恐ろしいウィルスとして世界に知られることになったのです。

SARSはコウモリから人へ、MERSはヒトコブラクダから人へ感染し、さらにそこから人から人へ爆発的に広がったものです。今回の新型コロナウィルスも動物から人へ、さらに人から人へ感染していると考えられます。

過去の事例からコロナウィルスは主に2つの感染経路で広まっていると考えられます。

 

  • 飛沫感染・・咳やくしゃみをした時に、ウィルスが飛び散り、口や鼻から吸い込んで体内に入ることで感染する。

  • 接触感染・・感染した人がくしゃみや咳をするときに口を手で覆うことでウィルスが手につき、その汚染した手で触ることでウィルスが手すりやドアノブなどのものに付着し、それを触った健康な人の体内に入って感染する。

 

今回の新型コロナウィルスが今後どの程度の規模で広がるかは未だわかりませんが、感染しない為の様々な予防に取り組む必要があると思います。

 

予防法

コロナウィルスは「エンベロープを持つRNAウィルスの一種」という点ではインフルエンザウィルスと似ている為、インフルエンザウィルスと同様の予防法が有効だと言われています。なので、手洗いの実施や、マスクの着用、湿度を50~60%くらいに保つなどが役立ちます。

 

  • マスクの着用:感染者がマスクを着用することで咳やくしゃみによる飛沫やそれらに含まれるウィルスの飛散を防ぐことができます。また、非感染者もマスクを着用することで口や鼻からのウィルスの侵入を防ぐとこができます。

  • 湿度コントロール:室内の空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下し、感染しやすくなります。ですので、加湿器などを使用し、適切な湿度を保つことが必要です。
  • 殺菌・消毒など:接触感染を防ぐためにも手や指などの殺菌や消毒は有効です。また、こまめな手洗いも心掛けましょう。
  • 健康管理:体調管理に気を付け、十分な睡眠をとる、バランスの良い食事を心がけるなどして「免疫力」を高めることによってウィルスへの抵抗力をつけることで感染を防ぐことができます。

また、発熱や咳などの症状がある人に近づかない、人混みの多い場所に行かない事、普段からの健康管理も重要です。

 

こういった殺人ウィルスの脅威から身を守るために、私達はフィトンチッド溶液「PT-150」を使った大手化学メーカーの「ウィルスフィルター」の開発に協力しています。

「自分の身は自分で守る」 その意識が大切ですね。